消防車のサイレン。種類と使い分けについて経験者が語ります。

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毎日のように聞く・・・方と、地域によっては、毎週、毎月、年に数回・・・と、それぞれ頻度の違いはあると思いますが、消防車のサイレンを聞いたことありますよね。

端的に言うと、サイレンの種類については

  • 「カンカン」
  • 「ウー」

だけですが、その使い分けで場面がいろいろ変わって来ます。

ということで、以前消防署に勤めていたこともあり、その辺の話をちょっと詳しく紹介します~。

消防車のサイレンの種類はいくつ?

さて、冒頭でもお話しました。

基本的に、消防車で主に使用するサイレンの音の種類は2つだけです。

  • 「ウー」
  • 「カンカン」

この2つの音を、使い分けたり、混ぜたりすることで、今なんの災害に出場しているのかがわかります。

厳密に言うと、ざっくりと、という感じにはなりますが^^;

災害と言っても、

  • 火災
  • 救助(交通、水難、山岳・・・)
  • 危険物漏洩(油漏れとか)
  • 救急支援
  • 偵察
  • etc・・・

と、いろいろありますので。とはいえ、大きく分ければ、火災なのかそれ以外の災害なのかということについては、サイレンの種類で大まかにわかることになっています。

ちなみに、この音を鳴らしているのは、電子サイレン

よく警察と同じじゃね?という声も聞きますが、そもそも、電子サイレンのアンプなどを製造しているメーカーが同じなので、同じように聞こえるのも確かなんですよね。

自分が勤務していた頃は

  • 大阪サイレン
  • パトライト

という2大メーカーが主流。で、管内の消防車両でも、それぞれ別のメーカー製のアンプが搭載されていました。

全国で見れば、消防はすべて大阪サイレン、警察はパトライト、またはその逆、という地域もあるようですが、特にどちらが警察仕様で、消防仕様ということは無いです。

メーカーでは、どちらも作っていますし。

なので、車両の仕様書を作る担当者次第といったところでしょうか。

ま、地域で消防と警察で取扱いメーカーが別れていれば、サイレンの聞き分けはできるかもしれませんけど。

メーカー側では、警察と消防で仕様が違うものを制作しているので、詳しく知りたい、というのであれば、メーカーに直接聞いて見るのがいいかもしれません^^;

 

消防車のサイレンの種類と使い分け

ちょっと話が脱線しましたが、上記2つの種類の音色でいろいろ使い分けがあります。

火災

「ウー・カンカンカン」

火災以外の緊急出動

「ウー・ウー・ウー」

鎮火後の帰署途上、警戒

「カンカーン」

主にこの3つです。

ちなみに、ウーとカンカンが混在しているのが、「火災」となっていますが、特に決まりはなく、それぞれの地域で扱いが逆の場合もあります。(古いアンプがある場合も・・)

なので、確かな情報を知りたい場合は、一度サイレンが聞こえたタイミングで、お住まいの地域の消防署のホームぺージなどで災害情報を確認するなどすれば、わかると思います。

以前は(20年ほど前)、「ウー」サイレンと、「カンカン」のボタンがあって、それぞれ1つづつ操作すれば、その音のみ。同時に操作すると、「ウー」「カンカン」が混ざったサイレン。という手動の時代もありましたが、今では、ボタンひとつで、火災などを選択できるようになっています。

旧式(現役があったらすいません)

パトライト

大阪サイレン

個人的には、ソフトタッチのパトライト製が好みだったんですよね~

 

消防車のサイレンには電子音じゃない種類のもあるよ。

ということで、サイレン種類について紹介しました。

これらは、電子音なのですが、中にはもうちょっとうるさくて・・・というサイレンも同時に聞いたことがあると思います。

モーターサイレン

というもので、その名の通りモーターでサイレン音を発するものです。

こんなのが屋根についているのを見たことがあると思います。

電子サイレンができるまでは、このモーターサイレンの時代もあったようで。

で、今良く聞く電子サイレンと何が違うかというと

破壊力

が違いますww

表現が今ひとつですが、要は、電子サイレンでは聞こえない、窓を締め切った車のドライバーさんでも容易に気づくくらいの破壊力ですwww

これは、電子サイレンと併用して使われることが多く、混み合った市街地や交差点などでよく使用します。

このサイレンがなると、やばい、とかいう種類の話ではなく、電子サイレンを補完するものという扱いです。細かい決まりなどについては、各消防署で違うと思います。

ま、それだけの破壊力なので、車内の会話も必然的に声高になりますね。

 

そもそも消防車のサイレンの種類や使い分けに決まりは?

消防信号の話

 

警鐘の話

消防車が火事以外の災害の現場(警戒、救助、救急)に向かう時は

「ウー!ウー!ウー!」

というパトカーと少し似たサイレン音を鳴らして現場に急行します。

無事に消火活動を終えて消防車が消防署に戻る時は、火事が消えたことを周知させる目的で

「カンカンカン!!」

消防車に警鐘があるのは無線や受令器が無かった頃に鳴らしていた望楼や火の見やぐら等に備わっている警鐘の名残のようです。

昔はサイレンなどの電子機器を使うことができなかったので出動命令や火災状況及び火災発生の危険性が高い天候や気象状況の際に消防団員や地域の住民に知らせるために警鐘を鳴らしていました。

第三十四条 法第十八条第二項の命令で定める消防信号は、火災信号、山林火災信号、火災警報信号及び演習召集信号とする。

2 前項の火災信号は、次の各号に掲げるものとする。

一 近火信号

二 出場信号

三 応援信号

四 報知信号

五 鎮火信号

「モーターサイレン」

「電子サイレン」

モーターサイレンは手動の足踏み式サイレンとなっていてペダルを踏んでいる間だけサイレンが鳴ります。モーターサイレンの音は機械的でかなり響き余韻が長い鳴り方をします。

対して電子サイレンは6秒周期になっている自動音声で一定周期の音を出しています。近年導入されているタイプでは太めの音を出す特徴的なものが多いですね。

ほとんどの消防署では電子サイレンがメインで使われていて電子サイレンの補助的な使用目的でモーターサイレンが使われていますが明確な使用方法の基準は各消防署の規定に準じているようです。

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